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​勿忘草

不意に鳴り響く雫に

揺れるまた手を伸ばしてる

 

濁るあなたの言葉さえも

綻ぶ

 

紡ぐ思い出が絡まり

軋むビロードを燃やす

きっと私の言葉さえも

あなたは笑う  

 

濡れた蛍光灯に溺れて  

糸は切れない

振り払えない喪失感に

罪を注いで

 

喧騒に抱かれ眠る

夜に願う

あなたを忘れたいと

幻想に焼かれ堕ちる

最後でいい

嘘と優しさを聴かせて

 

交わす苦さが焼きつき

二度と戻れない朝に

廻る秒針が鳴り響く

後悔はもうない

 

なんて見えた強がりで

笑って濡らすアスファルト

明日はもう知らないふり

また泣いて泣いて悲しみが止まない

 

永遠に胸をえぐる

過去を刻む

明日が色褪せても

幻想が剥がれ落ちる

錆びた夢に

淀んだ孤独を飲み干すまで

 

記憶が熱が優しさが蝕んで

後悔がつたう

 

喧騒に抱かれ眠る

消せない声

あなたを忘れないよ

幻想に焼かれ堕ちる

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灰色に

敷き詰めた心奏

 

永遠に廻る過去に

頬を濡らす

 

また不意に鳴り響く雫

惹かれる私を忘れて

約束を殺して

 

永遠に廻る過去に

頬を濡らす

 

また不意に鳴り響く雫

惹かれる私を忘れて

約束を殺して

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