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エピローグ

戻れない日々が繰り返す

路上に散らばる思い出さ

のびた電線の影が時間を刻んだ

 

何度だって君をのぞいても

さよならだけ映るから

いつもの帰り道も

セピアに滲んだ

 

思い出だって

いつか霞んでしまうなら

夕日が照らす

君も忘れられるだろ

 

窓の外は

街が明かりを消して

二人きりの世界が終わるだけ

振り返ればあふれてしまう夜と

永遠に届かないこの想い

閉じ込めて

 

無邪気に描いた未来図を

六畳一間に押し込めた

サビた時計の針を

君だけが進めた

 

悲しみだって

いつか歌になってしまうと

静かに眠る街が

僕を包むから

 

さよならだけ残し去ってく君を

作り笑いで見送った駅は眩しくて

は眩しくて振り返れば溢れてしまう夜が

僕だけに見せたエピローグ

消せなくて

 

かわいた乾いた感情と

振り降り積もった記憶

秋風がさらって散ったから

そっと手繰って交わした 約束さえも

僕の指をすり抜けて

 

窓の外は

街が明かりを消して

二人きりの世界が終わるだけ

振り返ればあふれてしまう夜と

永遠に届かないこの想い

閉じ込めて

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