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車輪
乾いた深夜のホームで
僕らは青春を泳いだ
三月の少し冷えた風とまだ
凍えたままの君の手
あさやけがそっと夜を裂いて
止まった世界に終わり告げて
僕たちはずっと怯えてた
さよならがぎゅっと僕を抱いて
想いはポケットに押し込んだ
近ずく車輪が君をさらうから
季節が見せた幻は
覚めれば いつか遠い夢
汚れた街に咲く街灯の火が
二人の影結んだ
あさやけがそっと夜を裂いて
止まった世界に終わり告げて
僕たちはずっと怯えてた
さよならがぎゅっと僕を抱いて
想いはポケットに押し込んだ
近ずく車輪が君をさらうから
すれ違いの世界で僕は
君の手を触れたんだ
すくい上げた温もりも
やがて冬が奪っていく
朝焼けがそっと僕を抱いて
悲しみはずっと夜に咲いて
ずっと ずっと ずっと
あさやけがそっと夜を裂いて
止まった世界に終わり告げて
僕たちはずっと怯えてた
さよならがぎゅっと僕を抱いて
想いはポケットに押し込んだ
近ずく車輪が君をさらうから
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